よろよろ山歩き

順番的には「御前山ハイク」だったのですが、サプライズもあった乾徳山を先に書きますよ。


テン泊装備で歩くときに、今の靴は多少柔らかく感じていたので、ヌバックの革靴を購入。
その慣らしをしようと考えた行き先は、岩場のある、
・乾徳山
・両神山

えぇ、慣らしという割りに、レベルが高そうです。（笑）
その他にも、足が痛くなった時にいろいろなルートが取れそうな「笠取山」周辺も候補に上がりましたが、
やはり、岩有り／距離も長くない／駐車場も広い／人も多くなさそう　な「乾徳山」に決定！

【形態】2009/08/09（日）　単独日帰り
【ルート】
乾徳山登山口P(06:35)=>(07:00)乾徳山登山口=>(08:30)国師ヶ原=>(08:55)月見岩=>(09:55)乾徳山=>(11:25)高原ヒュッテ（昼飯）=>(12:20)国師ヶ原=>道満尾根=>(14:10)乾徳山登山口P



久々に早起きして、４時半出発。
歩く前から、頭が痺れてますよ。

なお同日同時間帯に、ホーム奥多摩のグリズリーこと工場長が歩かれてますので、レポを併せて見て頂くとレベル差が歴然で、おもろいと思います（＾＾；

乾徳山登山口バス停にある駐車場。


対面にジュース自販機、ちょっと歩いてトイレ有りです。
ちなみに気付いていませんでしたが、工場長の車の横に止めてました！

ここから舗装路を暫し歩いて乾徳山登山口から入山。

道は、石が多かったり、湿っていて少々歩きにくいです。
　


んで、錦晶水　に到着。


慎重派な私も、ゴクゴク飲んで見ましたよ。
う～ん、冷たい！　でもお腹だいじょうぶかしらん？　なんせ温室育ちなもんで（＾＾；

道も緩くなりますが、川が流れているような道を進みます。　林がいい雰囲気＾＾




そして、国師ヶ原から、乾徳山が姿を現します。　展望利くかな～、ガス男だからな、私。




で、四方向から微妙な角度で交差する国師ヶ原分岐ポイント。　奥にある標識を頼りに進みます。




途中、なにげに真横を向くと、、、
　

大きな岩があり、「耐風に使えるな」なんて思っていたら・・・視線を感じて、、あれ、シカがいる。
上左の写真の左隅にいるのですが、カメラを構えたりしても逃げません。　人間に慣れているのかしらん。


さらに登っていき、開けた場所に出て、振り返ると・・・



いや～、まさに気分爽快！　久々に見る黒富士です。
あまりの景色の良さに、何回も振り返りながらゆっくりと進みます。

月見岩に到着。


ここからも更に絶景なので、ゼリー飲料で中休止。　いつもは登りで吸わないタバコも。
ホントに久々の展望に、来て良かったと感激。
（つーか、ここで引き返せばよかった（苦笑））

先に進むのももったい気もしますが、乾徳山からは360度の展望とのことなので歩き始めます。
月見岩のちょと先の小広場が、扇平。


ペルセウス座流星群がﾑﾆｬﾑﾆｬ

のんびり気分でいたのに、この先は岩混じりの段差があるエリアに突入。
自分のペースで歩けないよと、これまたえっちらおっちら登っていくと、鈴の音が聞こえてきました。
えっ、縦走の人？　なわけないな、相当な早出の人か、物好きだなぁと思いながら近づくと、ブツブツ文句言いながら降りてきます。
で、挨拶がてら横顔を見ると、、、あれ、工場長に似てる。
つーか、ちょっと顔がむくんでますが、あの目の面影はまさしく工場長！
「工場長！？」　「・・・らんどさん！？」　お互い疑問形で声を掛け、
「なんでこんなとこいるの～！？」とお互い幻でも見るような感じで驚きの声をあげます。

▼私のブロマイドを作ってくれるらしい、工場長。　後光が差してます。


少々お話して、別れますが、「イヤなガスが・・・」との言葉に先を急ぎます。
が、少々歩くと、日が差してきました（笑）
どうやら、ガスを引き連れて下山してくれたようです。　感謝！

ですが、その先からは、まさに岩場になります。

▼高度間が伝わりませんが、怖いよぅ




このクサリ場は、足も手も引っ掛けられるのでいいけど・・・



私なんかが来ちゃいけない世界のようです



▼なんすかこの絶壁！　ファミリーハイカーな私への嫌がらせですか？



工場長いわく、「クサリもちょっとだけだから」と言っていましたが、
初心者向けにアドバイスをお願いしますっ！

但し、クサリ場よりも、細い岩を渡ったり乗り越えたりする方が怖かったです。（涙）

で、顔面蒼白にならながらも山頂到着！




かなり中間層がガスってますが、富士山はひょっこり顔を見せてくれてます。

▼2,031mのところ、1,950m表示。　結構低気圧のようだ。



暫く座りもせず、360度の展望を楽しんだ後に、屏風のような岩の間で小休止。
なんかオーレン山行の後、岩の陰に隠れると安心します（笑）

さて、あの岩場を降りると考えただけでティンコが萎縮してしまった私は、更に北に進む下山道を利用する事にしました。



確かにキツイ岩場はなかったですけどね、こちらの道もすべりやすくて非常に気を使います。



ちなみに高原ヒュッテに近づいても、所々道が不明瞭で、赤テープを探して進む事になります。
もし濃いガスが発生していたら、道に迷う可能性あり。

で、グッタリして高原ヒュッテに到着。

　

潰れたしまった高原ヒュッテのそばで、本日の昼飯。
今日は天ぷらソバとオニギリ２個。

ソバ食ってたら、本日登山口からほぼ一緒で、休憩中もお話させてもらっていたオッちゃんも到着。
この方、２０年ぶりにココを登ったそうで、歩行ペースは私より早いのですが、休憩毎に、ゆっくりノートを広げメモしています。自分なりの楽しみかたで歩かれているようで、好感がもてます。

かなりゆっくりした後に出立。　国師ヶ原から往きとは異なり、道満尾根で下山するルートをとる。

▼10mぐらいの距離でカメラを構えても、全く逃げないシカ


やっぱり石がごろつく歩きにくい道を徳和峠に向けて降りていきます。



が、垂直に足を降ろすことが多かった乾徳山下山道と異なり、普通の下り傾斜が続く道なので、
足がズレだしたのか、両足の親指/小指外側が痛くなってくる。
途中我慢できず、靴も靴下も脱いで確認するが、皮はむけていない。

ここからは、歩幅10cmのガンダム歩きとなり、大幅失速でなんとか駐車場までたどり着く。

▼山の中でも思いをはせていた冷たい炭酸飲料。　速攻でゴキュゴキュと飲みきる。



帰りの高速は勝沼から渋滞(><)　早起きもしたし、睡魔と闘いながらの帰路でした。

ちなみに家に帰ってから見てみると、小指の爪が変な色になってた。